事故事例 | 日本電気保安協会

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事故事例

どんな電気事故があるの?

電気事故には、漏電、火災、周囲の建物への波及事故等があります。原因は、落雷、設備機器の劣化、小動物の侵入等さまざまです。

事故事例
高圧関係
停電事故①
停電事故②
波及事故
小動物の侵入

以上の他にも、様々な電気事故に備え、365日24時間事故出動を行っています.

事故事例集

● 高圧関係
お客様から、停電事故の連絡がありました。
事故現場状況では、LBS(高圧交流負荷開閉器)の一次側は充電状態でLBSが開放されていました。よって本当に高圧回路で事故があった場合、事故原因はLBS側にある可能性が高いので、LBS二次側を詳細に点検・調査しましたが異常がなかったため、HGR(高圧地絡継電器)の経年劣化等による不必要動作(誤作動)の可能性があったため、HGRを取り替えていただきました。
各部詳細に点検したところ、LBS一次側の電力会社のPCT(計器用変成期)と母線を接続するボルト部の保護カバーが一ヶ所接触気味でした。そこで電力会社に連絡しLBS一次側を停電させ点検したところ、接触気味のところに放電跡を確認し、事故原因を特定することができました。緊急処置として、電力会社により接触気味の部分の離隔をとり、テーピング処置を実施しました。
事故原因を特定するのに大変時間がかかり、お客様にご迷惑をおかけしましたが、付近一帯が長時間にわたり全停電となる波及事故を防止することができました。

● 停電事故①
平成19年4月8日2時30分、お客様から全停電の連絡を受け、緊急出動し、高圧地絡保護装置が動作した停電の現場調査を実施しましたが、複電が不可能な特別な異常がありませんでした。事故原因究明のため、夕方に複電時間を頂き詳細調査を行うことで、複電しました。17:00、関西電力による開閉器開放を実施し、事故原因の詳細調査を実施しました。
調査したところ、SOG(地絡継電器)に不具合が発生しており誤作動の可能性があることが判明しました。1993年製のPAS(柱上記中開閉器)及びSOG(地絡継電器)は更新奨励時期を超過していました(更新奨励時期は10年)。誤作動の再発による全停電の可能性があるので、応急処置としてSOGの電源を切り動作しないようにしました。お客様には、受変電設備が地絡のない状態なので、早急な取替えをお願いしました。
また、今回の調査時にPASの操作紐がPAS二次側の充電部に接触した焦げ後を確認しました。こちらも重大な電気事故に発展する原因になるので、処置として紐の痛んでいる箇所を結び直し、充電部に接触しないようにしました。お客様には、PAS取替えの際は同様に充電部への接触が無いように注意をお願いしました。

● 停電事故②
某学習塾様から11時55分に建物が全館停電になったと連絡を頂き、事故出動しました。現場調査をしたところ、HGR(高圧地絡継電器)が動作し(ターゲット表示有り)、LBS(仮負荷開閉器)が開放されており、LBS用R相(左端)とS相(真中相)との間にアーク跡のようなものが見られました。小動物が侵入した跡や、異音・異臭はなく、高圧機器端子部、ブレーカー端子部等、短絡跡等の異常はありませんでした。
調査の結果、原因は前日の晩からの豪雨、雷の影響により起こったもので、キュービクル上部通風口より雨水が進入した、またはHGR(高圧地絡継電器)の経年劣化による不必要動作の可能性がある、と考えられました。
応急処置として、PFは切れてはいないがR-S間にアーク跡のようなものが見られるため三層共に取り替えました。13時45分にLBSを投入し、復旧しました。

● 波及事故(関西電力㈱高津変電所 北上本配電線への波及事故)
平成19年9月22日4時24分関西電力㈱高津変電所51S動作CBトリップの事故連絡を受けました。4時30分再開閉路成功、6時00分関西電力㈱において当事業所送りの期中開閉器(AS)を開放、6時35分関電にて当事業所以外の各高圧開閉器を投入して復電完了しました。6時45分当協会の事故担当者が現場に到着、現場状況の確認をし、7時35分には主任技術者が現場に到着、現場状況の確認をしました。その結果、VCB(高圧受電用遮断器)が経年より絶縁劣化のため二次側が短絡焼損して関西電力㈱高津変電所CB(遮断器)がトリップし、北上本配電線の波及事故となったことがわかりました。8時35分に3者(事業者、主任者、施工者)がLBS(仮負荷開閉器)で復旧方法を協議し12時までに復電を行うことになりました。9時35分~11時35分LBSとHGRの試験を施行、絶縁抵抗測定を実施し、11時52分関電柱の当事業所送りASの投入、復旧が完了しました。
予防策としてVCB、OCR(高圧過電流継電器)、HGRの新規取替えと、高圧機器の高圧推奨期限の管理を行うことにしました。

● 小動物の侵入
堺市内デパート様より、6時48分に全停電の連絡を頂き、出動しました。7時18分に現場に到着し、現場調査を行ったところ、VCB(高圧受電用遮断器)横に大きなねずみ(尾を含む全長約25cm)が落ちて死んでおり、HGR(高圧地絡継電器)の動作表示が出ているのを確認しました。調査の結果、ねずみが高圧回路に触れ短絡を起こしたものと判明しました。予防策として、ねずみ等が侵入する可能性のある穴を完全に塞ぐようにしたことと、現場の警備員の方に戸締り等の確認をお願いしました。

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